不治の病!?犬猫に引き起こすパルボウィルス病とは?ワクチン必須!

野良猫や地域猫の数が極端に減る理由の1つとして「パルボウイルス」が考えられます。

人の場合俗に云う「りんご病」ですが、その可愛らしいネーミングとは裏腹に予防接種も特別な治療も存在しない病気です。

不治の病!?犬猫に引き起こすパルボウィルス病とは?ワクチン必須!

 

発生すると、発しんや微熱、風邪のような症状で、
小児の頬が赤くなるところから別名が付いたのですが、感染力が高い割には自然回復してくれます。

 

ところが猫にとっての「パルボウイルス」というのは、獣医さんが最も嫌う病気なのです。

 

【猫パルボウイルスって何だろう】

 

ヒトパルボウイルス、犬パルボウイルス、猫パルボウイルスと種類はありますが、原因となるウィルスは全て異なります。

 

(そもそも「パルボ」がラテン語で「小さい」を意味するので、『パルボウイルス=小っちゃい病原菌』と思っておいてください)

 

なので、子供がりんご病だからと言って、飼い猫にうつることは有り得ないことなのでご安心ください。

同様に犬から猫へ、猫から人へうつることもありません。

 

正式名称「猫汎白血球減少症ウイルス」別名「猫ジステンパー」と呼ばれる病気で、

文字通り白血球が減少していき最悪死に至るのですが、何が怖いかというと感染率100%及び仔猫の死亡率70%以上、多頭飼いの家では最悪全滅する恐れがあるウィルスなのです。

 

◎感染の症状

 

成猫は無症状で、まれに急性腸炎と白血球減少が見られます。

 

一方仔猫の場合、急性腸炎はもちろん発熱・食欲不振・下痢・嘔吐の症状が現れ、下痢による脱水も馬鹿には出来ません。

行動としては、食器に頭を垂れたまま食べない飲まない・足を身体の下にずっと隠す・顎を長時間床に置き動かないといった特徴が見られます。

 

猫は自身の不調を隠す生き物なので、いつもと何か違うなと思ったらすぐに動物病院へ連れて行ってください。

 

※仔猫とは生後12か月以内の子を指します

 

◎感染経路

 

パルボウイルスに感染している猫の糞や尿、唾液を通じて感染するパターン。

ノミなどの媒介物や感染した外猫の一部を飼い主の靴裏に付けて持ち込むパターン。

母親から感染するパターン。

 

様々ありますが、感染経路が多岐に渡る為、感染を防ぐこと自体が困難な病気です。

 

◎予防

 

ヒトパルボウイルスと異なりワクチンが存在します。

一般的な三種混合ワクチンで予防することができます。

また、1回でもパルボウイルスにかかっている猫は、その後抗体がつくのでかからなくなります。

 

ただ、副作用が起こる可能性があるので、何でもかんでも打てばいいという訳にはいきません。

 

不治の病!?犬猫に引き起こすパルボウィルス病とは?ワクチン必須!

 

◎消毒方法

 

アルコール、逆性石鹸、クレゾールでは全く意味を成しません。

唯一、塩素系漂白剤(ハイターなど)を薄めた液が効果的です。

因みに、人の嘔吐物の処理も塩素系漂白剤の方が効きます。

煮沸消毒の場合は、80℃以上でウィルスが死滅します。

 

◎治療法

 

ありません。無いんです。

症状を和らげたり、点滴で脱水症状を軽減することは出来ますが、最終的に猫自身の体力頼りになります。

特効薬がない。だから怖いのです。

もし副作用に問題が無いのであれば、予防接種を受けられることを大変オススメします。

 

◎余談~何で獣医さんが嫌がるの?~

 

死亡率の高さもさることながら、恐れているのは驚異の感染力です。

パルボウイルスと疑わしき猫とその飼い主は、別室で待機。

病院も担当する看護師を1人選んで、その人以外は接触をしないようにする。

 

さらに専用のエプロンと手袋をして、お世話が終わるたび身体全体に消毒液を吹きかけられて。

飼い主が、病院内で歩いたり触ったりした全てのものに消毒をして回ったり。

 

そこまでやるの?というくらいに、神経質になって消毒します。

 

もし感染菌が少しでも残っていて、免疫のない猫にうつってしまったら、全滅とはいかないまでも半壊滅の恐れがありますからね。

 

病院側も大変なのです。

 

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