クラウドファンディング「里親の見つからない猫たちのために保護猫カフェを作りたい。」

公開1週間目で14名の方、計185000円をご支援頂きました。本当に、ありがとうございます。

公開URL:https://readyfor.jp/projects/nekoloog

9月21日までに、200万円以上を集めなければ、全額返金になります。

皆様のご支援を無にしないよう、支援の輪を広げられるよう引き続き頑張ります。

どうかご支援の方、よろしくお願いいたします。

 

 

米ワシントンが猫の国勢調査を開始!(結果は3年後)、そして意外なアメリカの猫事情

日本ではひっそりとしたニュースになっておりますが、7月17日にアメリカの首都であるワシントンにて「猫の国勢調査」を始める、というニュースが流れました。なんとなく、楽しそうな感じに思えるかもしれませんね。

米ワシントンが猫の国勢調査を開始!(結果は3年後)、そして意外なアメリカの猫事情

でもこれだけだと何がなんだかよくわからないと思いますので、ひとつずつ説明してみましょう!

最初に言っておきますが、きわめて真面目かつ重要な研究調査なのです!。

一体、どういう調査なのニャ??

米ワシントンが猫の国勢調査を開始!(結果は3年後)、そして意外なアメリカの猫事情

今回の「猫の国勢調査」というのは、”DC Cat Count”というプロジェクトがアメリカの首都ワシントンDC内の家猫、外猫含めて全ての猫の数を約3年間、150万ドル(=約1億7千万円)かけて調査する、というものです。

“DC Cat Count” → http://www.dccatcount.org/
(全部英文です)

この”DC Cat Count”というプロジェクトは非営利団体の動物愛護協会とスミソニアン保全生物学協会で組織されていて、そのメンバーや研究者の方々が、各家庭へのアンケート調査や赤外線センサーによる自動撮影カメラなどにより猫の頭数を調べるそうです(ちなみに調査費用の約1億7千万円は愛護協会で調達したらしいので、おそらく税金などは使われていないと思われます)。

しかも一般市民の人々にも協力してもらえやすいように、スマホ用の専用アプリも開発中だそうで、そのアプリで自宅に住んでいる愛猫はもちろん、見かけた野良猫達をアプリに登録出来るようになるとの事。

何のために猫の数を調べるのニャ??

米ワシントンが猫の国勢調査を開始!(結果は3年後)、そして意外なアメリカの猫事情

公式的には、猫の頭数を正確に把握する事により、「動物の保護施設に対し効率的にリソースを割り当てることが出来る」のと、「野生動物の研究者が野良猫の頭数を管理するのに役立つ」ため、というのが調査の目的とされています。

そして最終的には、アメリカ全土での猫の頭数管理につなげたい、とのこと。

その中で「保護施設(=シェルター)の効率化」はなるほど!と理解しやすいのですが、野生動物(の研究者)と野良猫の数ってどう関連するの??という疑問が生じませんか?。それには人間を含む生物の生態系の変化に及ぼす大きな影響が関連しているのです。

その大きな影響って一体何なのニャ??

米ワシントンが猫の国勢調査を開始!(結果は3年後)、そして意外なアメリカの猫事情

実はアメリカでは猫が殺してしまう鳥類や小型哺乳類の数が半端なく、それによって自然界、生態系に深刻な影響を及ぼしかねない、との研究結果を今回のプロジェクトにも参加しているスミソニアン保全生物学協会が2013年に発表しているのです。

なんでもアメリカにおいて猫が1年間に殺す鳥類の数はなんと14億から37億羽。ネズミなどの小型げっ歯類にいたっては200億匹。特に野良猫は、アメリカの鳥類と哺乳類にとって最大級の死の要因に挙げられるそうです(科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」による当時の発表による)。

猫のハンターとしての本能、能力がこんな形で大きな影響を及ぼしているとは、猫好きな者からするとちょっと残念な気持ちにもなってしまいますが、これはもう本能なのでどうしようもないような気がしますね・・・・。

当時のアメリカ鳥類保護団体の会長さんは、「鳥類が絶滅し、あるいは個体数が減少するたびに我々人類が依存している生態系が変わっていく。この問題は保護の観点から直ちに注目する必要がある」、と指摘されているそうなので、鳥類以外の絶滅危惧種の動物の問題も含めると、かなり深刻な問題になるそうなんですね。

そういった理由で、特に野良猫の頭数を把握する事は、鳥類をはじめとして他の動物、小型哺乳類や爬虫両生類を保護するためにも必要になるのです。

じゃアメリカの野良猫達はどうなるのニャ??

米ワシントンが猫の国勢調査を開始!(結果は3年後)、そして意外なアメリカの猫事情

だからといって、アメリカの野良猫達が捕獲されてシェルターに送られ、挙句に殺処分される頭数が増えるのか?というとそんな短絡的なものではないでしょう。確かにアメリカはドイツ(殺処分数ゼロ)などと違い、猫も犬もかなりの頭数が殺処分されています。具体的には猫の場合、年間でおおよそ340万匹もの猫がシェルターに保護され、その内の約40%が最終的に殺処分されているそうなので、不安にもなりますね。

ただ、日本でいう地域猫の管理・保護活動をアメリカではTNRと言いますが( Tはtrap(捕獲)、Nはneuter(去勢不妊手術)、Rはreturn(元の場所に戻す)、の意味・略 )、そのTNRも現在では広い範囲で法的にも地域的にも認められて各地で活発に行われているようですし、また日本の愛護団体に該当するアニマル・レスキューも制度やスタッフの知識、経験がしっかりしているようなので、個人的にはそれ程心配する必要はないのでは?と思います。ただ、何せ国土があまりに広い国なので、保護したり世話したりしきれない猫達は相当な数にのぼると思われますゆえ、なかなかカバー出来ない面はどうしてもあるとは思いますが。

ちなみに、ロスアンジェルスでは約100万匹、ニューヨークでは数万匹の野良猫が居る、と言われています。そして今回の調査対象都市のワシントンでは約16000匹くらいだそう。この3都市だけでこれだけの野良猫、迷い猫が居るのですから、全米だと一体どのくらい居るのか、想像つきませんね・・・。

最後に

米ワシントンが猫の国勢調査を開始!(結果は3年後)、そして意外なアメリカの猫事情

そもそも、今回の調査はまだ始まったばかりであり、約3年後にならないと調査結果も出ません。そしてその結果を今後、猫の頭数管理にどういう形で活かしていくのか?もまだわかりません。

ただ今回のプロジェクトのメンバーは、猫の頭数を正確に把握して今よりももっと科学的、生産的、効率的なアプローチを図りたい、という事は述べています。

猫にとっても、他の野生動物にとっても、そして人間にとっても後々役に立つ形で調査結果を活かして欲しい、と願うばかりです。

以上、「米ワシントンが猫の国勢調査を開始!(結果は3年後)、そして意外なアメリカの猫事情」、でした。

 

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